しそたの日記

更新は思いつき。人生も思いつき。

歌詞について語りたい。

歌詞について語りたい。単刀直入に言えば,好きな歌詞とその表現の良さを伝えたい!と思いました。

突然の持論なんですけど,最近の曲ってなんか歌詞がグッとこないというか,歌うスピードが上がったのも原因の1つなのかな,歌詞に重きを置いてないのかなって思うんですよね。
自分もそんなに歌詞をめっちゃ重視するわけじゃないですけど,やっぱり,ふとした瞬間に耳に入ってくるものってあると思うんですよ。

そんなわけで,自分が好きな歌詞3つとその曲について紹介したいと思います。

彼女 / 佐野元春

佐野元春を知っている方いるでしょうか?今ではめちゃくちゃかっこいいおじさんです。
この方はロックミュージシャンですが,1992年に発売された「彼女」はバラード曲です。
この曲はSPECというドラマの映画「劇場版 SPEC〜結〜 爻ノ篇」で挿入歌として用いられています。

ところで,この曲の好きな歌詞を紹介していませんでしたね。
僕の好きな歌詞は,

流れてゆく 変わってゆく
街のざわめきを後にして
流れてゆく 変わってゆく
Here in the twilights

です。

twilightとは,黄昏時を意味します。曲の中の意味としては,人生の黄昏時や衰退期までも指していると思います。詳しくは歌詞を見てもらいたいですが,彼女を失った,または,彼女を亡くした男が,社会とか身の回りのことに流されている最中にはっと何かに気づいたんだと思います。その後の歌詞は,男が新しい一歩を踏み出そうとしている景色が描かれています。
約6分と比較的長い曲だからこそ,ゆっくり歌詞を楽しめる曲です。
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サラバかな / BiSH

次に紹介するのは,BiSHの「サラバかな」です。
BiSHとは,最近人気上昇中の楽器を持たないパンクバンドです。というか6人組アイドルグループ?な気がするけど。
なぜ,最近のグループを紹介するの?という感じですが,この曲はBiSHの曲の中でも一風変わっています。
なぜなら,歌詞が少し堅いというか小難しい単語が散りばめられていて本を読んでいる気分になります。

この曲は好きな歌詞が少し長いんですが紹介していきたいと思います。

途方に暮れ歩いていく それには気づかない
夢なら覚めぬのに 幾多後悔の日々
どこまで行こう 終幕へ どこへ行こうか?
サラバかな そりゃないな まだ中途だから
その手を離さないよ これからも共に時を縮めよう

「これからも共に時を縮めよう」ってやばくないですか?
普通の表現なら「時を一緒に過ごす」とかくらいになると思うんですけど,「縮めよう」と言われた瞬間に人生の時間が限られたものなんだなと気付かされてしまう。限られてるんだなと切なさを感じつつも,「共に」という文字が誰かと一緒に過ごすという安心感を与えてくれる。そんな入り混じった気持ちになってしまいます。
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スプートニク / the peggies

最後に紹介するのは,自分が最近かなり聞いてる3人組ガールズバンドthe peggiesからです。
ギターでボーカルの北澤ゆうほさんが基本的に全ての曲を作詞作曲されています。
個人的には北澤ゆうほさん天才だと思います。YouTubeのコメント欄とか見ると海外人気が結構凄そうです。

好きな歌詞を紹介していきます。

宇宙の隅に溺れた僕の声を拾った 君におくる歌
何億光年も先に飛ばした光が 僕の頬を撫でて流れてゆく

「宇宙の隅」は孤独を感じさせ,「拾った」というのは拾った人が僕にとって大切な人だったんだなと思わせてくれる表現だなと思います。「宇宙の隅」にいる僕が「何億光年も」かけて伝えたかった思いが涙として流れていったのかなと思います。

その伝えたかった思いってなんだろうなってずっと考えてて,そのヒントが続きの歌詞にあります。

僕の左脳から1622キロ たった5文字の言葉が
何度も傷ついて壊れて消えそうになって

1622キロって何か意味があるような気がするんですよね。
まぁ,ヒントって言うのはそこではなくて「たった5文字の言葉」なんですよね。
この5文字の言葉の正体は作詞した北澤ゆうほさんが正解を持ってると思うんですが,自分の中では「ありがとう」なのかなって思います。「さようなら」の可能性も少し捨て切れないんですよね〜。
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ということで,好きな歌詞紹介でした〜!!
知り合いの方とこういう話できたらいいですよね〜。